皆さん、鮭とばって食べたことありますか?
北海道民なら小さい頃から食べ慣れ親しんでいる美味しい珍味です。
北海道外でもコンビニやスーパーマーケットで手に入るところもありますので、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は鮭とばについての詳しい内容と、食べ方、そして作り方を説明していきたいと思います。
鮭とばって何?
鮭とばとは、秋鮭を半身におろして皮が付いた状態のまま縦に細く切り、海水で洗って潮風にあてて干したもののことを言います。
鮭とばの「とば」は、アイヌ語の「tupa トゥパ」(※鮭を身をおろしたものを更に縦に細かく切って乾かしたものの意)から来ているとする説があります。
「とば」は漢字では「冬葉」と書くそうです。
鮭とばは主に北海道や東北地方で作られていたもので、北海道では先住民のアイヌ民族の保存食とされていたんですって。
とても硬いので、食べるのに時間がかかりますが、するめと同じように噛めば噛むほど味が出てとても美味しいです。
塩気が結構あるので、お酒のおつまみにも最適ですし、小さく切ってお茶漬けにしても美味しいですよ。
鮭とばの美味しい食べ方
お店から買ってきた状態のまま食べても大丈夫なんですが、そのままだと硬すぎると感じる方は、柔らかくしてから食べることをおすすめします。
電子レンジで30秒~1分くらい加熱すれば、ふわっと柔らかくなりとても食べやすくなります。
歯の弱いお子さんやお年寄りの方にはこの食べ方が一番良いのではないかと思います。
私はコンロの火で直接あぶっちゃいますが、(面倒くさがりなんで・・・)プライパンで軽く炒ったり、グリルや網で軽く焼いても良いでしょう。
そのまま食べるより香ばしい良い匂いがしてきますし、柔らかさもでてきます。
鮭とばを手作りするには
お店でも手に入りますが、近所で手に入らないときや、家に鮭が残っている場合には手作りすることもできます。
鮭とばの簡単な作り方を紹介しますね。
<材料>
- 生鮭 2~3切れ(切り身を買ってきた場合)
- 塩 適量
- ☆砂糖 小さじ1
- ☆みりん 大さじ1
- ☆酒 大さじ1
- ☆水 適量
鮭とばの作り方
1.鮭を繊維にそって食べやすい大きさに細く切っていきます。この時骨があれば、できるだけ取り除いてください。皮はついたままで大丈夫です。
2.キッチンペーパーに、切った鮭を重ならないように並べ、軽く塩を振って味付けします。塩鮭を買ってきた場合は、ここでさらに塩をつける必要はありません。
3.塩で味付けした鮭の上からさらにキッチンペーパーをかぶせ、容器にいれて密封状態で冷蔵庫に一晩寝かせます。
4.一晩寝かせたらキチンペーパーから出し、容器に鮭を並べて☆の材料を入れます。鮭が全て浸かるように、水の量で調節してください。鮭がひたひたに浸かったら、容器を密封して、再度冷蔵庫で一晩寝かせます。
5.容器から鮭を取り出し、水気をよく切ります。(キッチンペーパーなどでふきとってもOK)網の上に重ならないように、鮭を並べていきます。そのまま涼しい場所に乾燥させてください。暑い時期には、冷蔵庫にいれて乾かすようにしましょう。(上になにもかぶせずに)
6.4日~1週間くらいでできあがりです。途中、ひっくり返したり様子をみながら乾かしてください。好みの硬さになるまでで大丈夫です。
乾かし過ぎて硬くなってしまったときは、レンジなどで加熱してお召し上がりください。
手作りも意外と簡単ですよ!
鮭とばをお取り寄せ!
北海道以外でも、鮭とばを置いてるお店はあります。
ですが、より北海道らしい本格的な鮭とばをお求めの方に、おススメのお取り寄せ品を紹介させていただきますね。
最北の海鮮市場の鮭とば
最北の海鮮市場で販売している鮭とばは、北海道知床産の「無添加・無着色」の天然鮭とばです。
最近は食べやすく加工したり、柔らかい食べ応えになるよう工夫された鮭とばが売られるようになりましたが、この鮭とばは寒い冬を乗り越えるために保存食として作られていたころの昔の味を再現したものなんです。
噛めば噛むほど味が深くなり、鮭の旨みを感じることができます。
このクセになる鮭とばが私も大好きなので、自信をもっておすすめするんですが、ただひとつだけ注意させてください。
伝統的な本格派の鮭とばなので、結構硬いです。ソフトタイプの鮭とばがお好みの方には向かないと思いますのでお気をつけください。
硬いのが大丈夫な方や、一片一片をじっくり噛んで鮭の旨みを味わいたい方にはピッタリの鮭とばですの。
気になった方はぜひ試してみてくださいね。
まとめ
以上、北海道の代表的な珍味、鮭とばのご紹介でした!
北海道で人気の珍味は他にもまだありますので、また別の機会に紹介させていただきますね。